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釜山タワー(韓国旅行) [旅]

この日の夕食は国際市場手前の脇道にはいった2階にある店で、海鮮鍋をいただきました。いろんな具がはいっていて、トウガラシがやたらきいていて、ぼくには少しきつかったような気がします。
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そのあと、ツアーに参加していた80歳くらいの年配の女性、その娘さんと連れだって、釜山タワーにのぼってみようということになりました。
光復路の三叉路はにぎやか。左側をみると、山の上までぎっしり住宅が並んでいます。
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7、8年前、ソウルに来たとき、韓国の物価は安いと思ったのですが、いまは日本と変わらない感じです。その分、韓国の人は日本に来やすくなっているのかもしれませんね。
ちなみに2017年の1人あたりGDPは、ドル換算で日本が世界25位の3万8440ドル、韓国が世界29位の2万9891ドルです。
さらに光復路を進むと左手にエスカレーターがみえてきます。これが龍頭山公園に登る入り口で、釜山タワーはここに立っているわけです。
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エスカレーターを2、3回乗り換えたような気がします。
龍頭山はまさに名前の通り、釜山港の背後にいきなりせまる小高い丘といえばよいのでしょうか。いまは広い公園になっています。
そこには港のほうを向いた大きな銅像、そして、その背後に釜山タワーがそびえています。
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この銅像の主は李舜臣(イ・スンシン)です。ソウルの光化門広場にもあります。日本でいう文禄・慶長の役で日本軍を破った朝鮮水軍の指揮官です。
いうまでもなく李舜臣の銅像があるところは、皮肉な言い方をすれば、日本とゆかりのある場所です。
ソウルの光化門には、かつて日本の朝鮮総督府がありました。
そして、ここ釜山といえば、日本からみて、朝鮮(韓国)の玄関口であって、李舜臣は釜山の南西にある巨済島や南海島周辺で日本軍と戦ったのでした。
釜山には室町時代から日本人町が形成され、朝鮮王朝と室町幕府とのあいだには使節の往来がありました。日本からの使節を接待する倭館もつくられていました。
豊臣秀吉の侵攻によって、両国の関係は一時途絶えますが、徳川家康は1607年に朝鮮との国交を回復します。
徳川時代、日本は鎖国していたといわれますが、2つの国とだけは正式に国交を結んでいたのです。それが朝鮮と琉球ですね。もちろん、オランダや中国とも貿易関係がありましたから、はたして鎖国という言い方が正しいのか、いまでは疑問がもたれるようになりました。
徳川時代、李朝は日本に12回にわたり朝鮮通信使と呼ばれる使節団を送っています。
そして、われわれが立っているここ龍頭山には、1678年から草梁(チョリャン)倭館と呼ばれる公館が立っていたのです。その広さは10万坪といわれますから、この公園全体が倭館だったのでしょう。草梁倭館は徳川時代唯一の日本の在外公館でした。管理していたのは対馬藩です。ここには常時400〜500人の対馬藩士が駐在し、外交・貿易の任にあたっていたといいます。
文春新書に田代和生著『倭館——鎖国時代の日本人町』という興味深い本があるのですが、まだ読んでいません。せっかく、その場所を訪れたのですから、いずれ読むつもりでいます。
さて、話が長くなってしまったのですが、要するに、われわれは龍頭山公園にそびえたつ釜山タワーにのぼったのでした。立てられたのは1974年だそうですが、ことし全面リニューアルされたばかりなので、どこもかもきれいです。
高速エレベーターで展望台までいくと、ここからは釜山の街が360度にわたって一望できます。
これは港のほう。さっきまで、われわれがいた場所ですね。ガラス越しなので、写真が少し不鮮明です。
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これは北側でしょうか。
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夜になると、ガラス面に花火やハートマークが写る工夫がほどこされています。
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実際に外で花火があがっているようにみえます。
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タワーを降りてから、ふとふり返ると、壁面にはさまざまなプロジェクションマッピングが。
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気分がいいので、歩いてコモドホテルまで帰ることにしました。
来たときとは反対に裏側に降りると、そこにはこんな古そうな建物がありました。
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あとで調べてみると、釜山近代歴史館。建物は日本統治時代の東洋拓殖釜山支店をそのまま利用したものだといいます。
東洋拓殖は日本の植民地開発を担った国策会社で、韓国の人にとっては苦い思い出のある会社です。そこを近現代史の博物館に転用するというところに、日韓のねじれた歴史意識の影をみるような気がします。
コモドホテルまでは思ったより遠く、ぼくはすっかりくたびれてしまいました。
いっしょに歩いた80代のおばあさんのほうがよほど元気。
途中、道に迷ったとき、親切な韓国のおじさんが、こっちのほうだよと案内してくれたのには、ちょっと感激しました。釜山の人たちは、概して日本人にやさしいと思います。テレビなどでは、こんなことはあまり報道されないのですが……。
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ぼんぼちぼちぼち

窓にハートや花火が映るしかけ 楽しいでやすね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2018-06-15 15:44) 

だいだらぼっち

窓ガラスがもう少しきれいだと、もっとよかったですね。よくできていると感心しました。
by だいだらぼっち (2018-07-10 05:53) 

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